東京都新宿区の靴学校・靴の教室 【 夜間 / 月曜金曜をのぞく平日夜10時まで受講可能です。 】

東京の靴学校・靴の教室「靴の自作工房」 hiro

  • 見学・入学・説明会のお申し込み
  • 趣味コースを中心にご紹介するブログです。
  • 工房のオーナー講師、斉藤のブログです。
  • TOP
  • IND本科
  • 木型講座
  • 趣味
  • 「足に合わない」とは?
  • オーダー靴
  • 靴のリセッティング
  • アクセス

IND本科

なぜ紐靴ではなくパンプス?

工房を開設して以来、「既製品では合う靴がない」と相談に来られるかたの90%以上もの方がパンプスについての相談でした。 ブーツやスニーカー、紐靴なら既製品でも履けなくはない、けれど、

パンプスだけは、既製品ではなかなかちょうど良いものに出会えないというのです。

甲を覆うブーツやローファーと違い、足をおさえる部分が明らかに少ないこと、
スニーカーや紐靴のような自分で調節できる余地がないこと・・・

ヒールが高く甲あきが広く、立ち姿が美しく見える一方で、パンプスは履き心地やフィット感のストライクゾーンがとても狭い履物なのです。

工房代表の斎藤は、多くの方の相談にのりながら丁寧にパンプスを作り、独自のノウハウを蓄積してきました。 そこからたどり着いたのは、一人ひとりの足に合わせるためには、靴作りの背骨ともいえる木型をその人の足に合わせたものにする必要があるということでした。既製品・量産品用の木型のままでは、ひとり一人に丁寧に合わせることは困難なのです。

また履く方の足の状態の把握方法、足の筋肉や骨格に関すること靴のどの部位を加工するかで履く時にどんな影響があるのか等、靴の作り方だけでなく履く側の足に関する知識も欠かせません。

足や靴のプロも学びに来る斎藤の木型とパンプスの技術理論

一部ブログでもご紹介していますが、製靴指導者や靴職人、フットケア業界の方、インソールのプロフェッショナルなど、多くの足・靴に関する業界の方もこの木型理論と構築技術を学びに来られ、その後の活動に役立てていらっしゃいます。
★ブログの紹介記事⇒タグ:プロの受講 

そもそも既製品とオーダー靴は全く違う

既製品用・量産用の方法で紐靴の製作をいくら習っても、それだけでは足にちゃんとフィットするオーダーパンプスは作れないのです。

オーダーパンプスという専門分野

履き心地を優先すると既製品の作り方では収まりきらない専門分野であることから、本科はパンプスをカリキュラムの中心に据えています。

他の種類の靴にも応用できるオーダー用木型の基礎

ここを丁寧に学ぶことで、その他紐靴やローファーなどのフィット感も丁寧に対処できるオーダー靴の基礎を養うことができます。

そして本科の後半シニアコースでは、靴の種類を変えて作るカリキュラムも選択できるようになっています。

他の靴学校と違う、斎藤が大切にしていること

靴製作を教えている学校は幾つもありますが、ここでは斎藤がたどり着いた実践の現場の技術を丁寧にお教えしています。

そこには、座学で知っておけばいいこと、のような内容はありません。どの工程も次の工程の基礎となる大切なものばかりを厳選しています。また、現在も現役のオーダー靴職人として技術研究も続けているため、日々お教えしていく内容も更新されていきます。

本科はその知識を座学ではなく。実際の製作と履いてみての検証により学んでもらう実戦形式。
靴づくりの工程を一般的知識として学ぶのではなく、技術の裏づけを伴った厚みのある知識となるよう配慮したカリキュラムとなっています。

学校ではなく養成塾

一人ひとりの足に合わせるための木型選択、木型修正を必ずともなう手法です。本科ではこのプロを目指し、”足に合わせる”ための専門的な技術習得を目的としています。
そのため、「オーダー靴としての完成度」、「一人ひとり個別の足に如何に合わせるか」を講師の斎藤自らが丁寧に伝えられるよう、少人数制です。そして個別指導。 実践に即した環境で、ひとりひとりに、足と木型と靴の関係を学んでもらいます。


他で靴教室を卒業された、靴製作経験者の受講が増えています。

基礎コースは、靴作り未経験の初心者の方にもいちからお教えしています。しかし最近は、他の靴教室で学ばれた方や、すでにご自身で工房をお持ちの方が、不足している木型の知識を補いたいと、あらためて当工房へお越しになる、相談に来られるケースも増えています。
靴作りといってもどの分野をどれほど踏み込んで教えているか、教室によってその内容はまちまち。

初心者の方には違いがわかりにくいですが、お教えする側としては、当工房の内容(他の教室との違いを)を知った上で受講を判断していただきたいので、本科を検討されている方には趣味コース(プレ本科)でまずは1足作ってみることをおすすめしています。


他で基礎を学んだ方にもステップアップとして

すでに他で靴製作の基礎を習得されている方であれば、マスターコースからの受講も可能です。
(※ただし実際のスキルにより、基礎コースから始めていただく場合もあります。)


火・水・木・土曜は夜10時まで。日曜は午前11時〜午後5時まで。
受講時間に上限はありません。
※2020年1月より月・金曜定休になります。

仕事や学校で忙しい方にも受講期間中、出来るだけ多く靴を作り、実力をつけてもらいたいと考えています。
オーダー靴製作では、作った数の多さが "必ず" 実力の差になって現れてくる からです。
このため工房ではお仕事あとからでもじっくり受講できるよう夜10時まで、工房を開ています。
(※毎月第5週は休み)またコースの期間中、受講時間の上限は設けておりません。
本気でオーダー靴製作の技術習得・スキルアップを望まれる方には大変有意義な内容となることと思います。
趣味コースのブログ(タグ:本科生・OG&OB)


コースの流れ (基礎→マスター→シニア)

【 基礎コース 】
◎道具の使い方 ◎メンテナンスから基礎技術 ◎パンプスつくりの工程の習得
パンプスは一見シンプルな靴ですが、足に併せていくためには基本のパンプスが一定の精度で正確に作れる必要があります。単に形にするのがゴールではなくプロとしての丁寧さ、完成度を求めています。ここで教えるパンプス作りは、次のマスターコースで扱うサイズ修正のための必須技術です斎藤のブログ (タグ:基礎コースを受講される方へ)

【 マスターコース 】
基礎コーのスキルをベースに、靴の種類をパンプスに限定し足に合わせる実践(5〜10人程度のタイプの違う足について、作り直しも含め通常10足以上の製作となります)を行ないます。
基礎できちんと仕上げる技術が身についていなければ、パンプス1種類といえどもそれを調整することは不可能です。足合わせの実践を重ねることによりオーダー靴用の木型の見方、選び方、木型修正、足そのものへの理解などを深める充実した内容となっています。 このコースを経験されると、足と靴の関係性、木型に対する理解の深さが全く違ってきます。2013年から工房内でdymoco講習を採用していましたが現在は終了しています。そのままお教えするにはマスターコースにとってパンプスの考え方に絞り切れない内容もあるための配慮。2015年春以降は、歩行との関係性はよりパンプスに特化した分野として斎藤が整理し、独自の内容をお教えしています。他でdymoco理論を学ばれた方にとっても、もう一歩深く踏み込んでパンプスと足と木型との関係性を学んでいただける内容となっています。
より歩行のメカニズムに理解を深めたオーダー靴作りについて追及していきます。
斉藤のブログ/マスターコースのゴールとは? 斉藤のブログ-失敗のすすめ

【 シニアコース 】
「基礎」と「マスター」の技術を習得したのち、木型の理解をパンプス以外の靴(ローファー・外羽根又は内羽根紐靴・手縫底付・ブーツ・サンダル)に展開していくコースです。選択制で、パンプスについてさらに特化するコースも選ぶことが出来ます。
オーダー靴製作のプロを目指すためには欠かせない重要なポイントを、マスターコースの理解無しには話せない、プロのレベルで斎藤が伝授していくワンランク上の内容となっています。
シニアコース以上を対象とした勉強会「靴に関わる人のための実践歩行研究会」は会期を決めて行うやり方を現在は終了しています。製作ごとに試着し歩行状態を確認・検証していくスタイルは現在はシニアコース内で随時行っています。
斎藤のブログ「靴をつくるとは」


リアルな作る現場で、オーダー靴製作のプロが直接教えるということ

当工房は靴作りを教える場であるとともに、実際に受注し、製作するプロの現場。
他の多くのオーダー靴工房と違い、ここではオーダーいただくケースの9割以上が女性用パンプスとなっています。多くの経験と実績を重ね得た専門スキルは、現場で多くのお客さまとのやり取りを通して現在もさらに進化を続けています。

進化の現場を目の前に見ながら学ぶことは、他では得られない貴重な体験です。


少人数制・毎月募集・個別のカリキュラム

本科の目的は、より多くの生徒に教えることではありません。少人数制にしているのは斉藤が目の届く範囲にしているため。ひとり一人に着実にノウハウを伝え、その後の実践に活かしてもらうことをゴールとしています。
そのためにも受講前の面談ではぜひいろいろ相談してください。将来の希望・目指すスキルなどについてヒアリングしたうえで個別にカリキュラムを設定しています。また受講がスタートしてからも、各自の進み具合を見、随時カリキュラムの調整も行います。
毎月数名の新規募集を行うため、受講者は年中いつでも、自分より数ヶ月先輩、あるいは後輩の取り組みを近くで目にすることができます。自身の作業に没頭しがちですが、ぜひ意識してお互いに話をしてください。オーダー靴のノウハウは多岐にわたりますが、全ての人の足のタイプを学習できるわけではありません。またいったん工房を離れると、靴作りは独りの世界になりがち。同じような立場、取り組みをする同士で相談できる環境の本科は限られた貴重な時間なのです。先輩、後輩、同期の取り組むケースにお互い目を向けることが、自身の引き出しを増やすことへも繋がります


コース終了後のフォロー

コースを終了されても、カリキュラムが終わらない・もう少し学びたい、すぐにプロとして独り立ちするのは難しいという方や、必要な設備が整っていない、あるいは作業スペースをとれない方などには、工房使用料/月額¥32400-(税込)で受講コースの学習期間延長と工房内での製作作業が可能です。
他の受講者・卒業生と情報交換の場としても活用できます。
卒業後も、自分で工房を持ちたい、趣味の教室を開きたいなどの相談には、卒業生の経験などを踏まえアドバイスを行っています。
また、設備や道具の購入に関しても随時相談を受け付けています。



規約をご一読下さい見学・入学・説明会のお申込みはこちら

▲PageTop